特に1歳未満のワンちゃんに気をつけてあげたいこと
ワンちゃんのお散歩は、長時間すればいいというわけではありません。
やはり適当な時間というものがあります。
特に1歳までのワンちゃんは、まだ成長途中です。
骨ができ上がっておらず、柔らかいことをご理解ください。
長時間散歩させたために、かえって股関節や膝を痛めてしまうこともあります。
仔犬のうちは30分ぐらいで切り上げることが良いでしょう。

犬にとっての散歩とは
散歩は犬にとって排泄目的だけではなく、ストレス発散ができるひとときでもあります。
外の世界や自然との触れ合い、またそこから刺激を受けることができますので、老犬にとっても大事な時間です。
たとえ歩けなくなっても、抱っこやカートに乗せてお散歩させてあげましょう。
特に朝の散歩は太陽の日を浴びることで、セロトニンというホルモンがたくさん分泌されます。
そのホルモンは、ワンちゃんにとっても、飼い主さんにとっても、大変身体に必要な幸せホルモンなのです。
人でもセロトニンが不足すると感情が失われて、やる気がなくなってしまいます。
感情をコントロールするホルモンなので、夜更かしして朝寝坊が続くとセロトニン不足に陥り、
切れやすくなったり、怒りっぽくなったり、無気力になったりします。
そんな若者が増えているのも、時代とともに夜型人間が増えている背景があるからでしょう。
特にアトピー性皮膚炎や何らかの皮膚トラブルのあるワンちゃんは、太陽の光を浴びることが必要です。
やはり朝の散歩は気持ちが良いだけではなく、排泄のためだけでもなく、十分意味があるということですね。
夏の暑い時期のお散歩も避けましょう
たまに真夏の暑い時間にお散歩しているワンちゃんを見かけることがあります。
信号待ちしている間も足踏み状態です。きっと地面が熱いので、じっとしていられないのでしょう。
かわいそうにと思ってしまいます。特に夏は、アスファルト自体が熱くなっていますし、地面からの照り返しも強く、
私たちが感じる体感温度以上に地表面の温度は高くなっています。ワンちゃんは体温調節が苦手です。
舌と肉球からしか熱を放出することができませんから、ワンちゃんが熱中症になる危険があります。
飼い主さんの都合だけで、暑い時間にお散歩に行くことは避けたいものです。
やはり、夏は朝夕涼しい時間帯に行くようにしましょう。
それと、強い夏の日差しが白内障を引き起こしてしまう危険もあります。
白内障の原因の一つに紫外線が関係しているとも言われています。
逆に冬は朝早い散歩は、年を取ったワンちゃんは避けた方がいいと思います。
やはり気温が低いため、老犬は体温調節がうまくいかないことがあります。
少し暖かくなってから、日中に行かれた方がよいでしょう。