カウンセラー選びの注意点
どうやら、自分に必要なのは医師でも友達でもなく、カウンセラーらしいと思い始めた方が、
最初にすることはインターネットの検索でしょうか。
職場や学校内に窓口があれば、利用を考えるかもしれませんね。
自力で相談する場を選ぶ時には、まず情報量の多さに圧倒されるかと思います。
試しにお住まい近くのカウンセラーや相談室を検索してみてください。
思いがけない件数がヒットするでしょう。
一件一件チェックしてみると……。
カウンセリング理論を強調したり、経歴が長々と書いてあったりと様々ですね。

じっくり見れば見るほど大なり小なり胡散臭い
「心のふれあいを大切にしています」
「うつに効果的な○○療法を扱っています」
「輝く明日の為に」
「エグゼクティブなあなたに心のケアを」
今、私自身が考えたキャッチコピーですが、我ながら誤解を招くのではないかな、と危惧する表現に思えてきます。
開業カウンセラー(病院や法人などに所属せずに、単独で相談室、カウンセリングルームなどを持つカウンセラー)は、
ホームページ作成の際に大変苦労します。自分の思いや熱意などを語れば語るほど、「怪しく」見えてしまうからです。
もちろん怪しいというのはあくまでも印象なので、例えば精神科の医師に対してそう感じられるケースはあるでしょうし、
資格を持たないカウンセラーから真摯な気持ちが伝わるケースもあると思います。
「カウンセラー」を名乗るのに資格は必要ありません。
誰もが、今すぐにカウンセラーになることが可能です。
あなたも、ご家族も友人も、自称○○カウンセラーになることができるのです。
こうした背景から、「カウンセラー」は、まさに玉石混淆、ピンからきりまでの状態にあります。