「思い込み」を作り出している「記憶」
思い込みを変えるテクニックの一つとして、アファメーションと呼ばれる短いポジティブな宣言文を繰り返し唱える方法があります。
例えば、人生が上手くいっていないと感じている人がその状況を変えたい時に、
「全て上手くいっています」とか、「私がやることは必ず上手くいきます」というふうに唱えたりします。
この方法で上手くいく人はたくさんいます。でも、逆に、この方法では上手くいかない人もたくさんいます。
この違いをもたらしているのが、「思い込み」の強さです。ネガティブな思い込みが弱い人は、
ポジティブなアファメーションをすることで、人生を容易に変化させる事ができます。

思い込みが弱い人は内なる抵抗も弱いから
「人生が上手くいくわけがない」と強く思い込んでいる人は内なる抵抗が強いので、
アファメーションをしても、潜在意識に邪魔され、アファメーションだけで思い込みを変えることができません。
それは思い込みが全て、これまでの記憶から作られているからです。
「人生が上手くいくわけがない」と強く思い込んでいる人は、
これまでに上手くいったという記憶がないか、上手くいかなかったと感じた強い記憶を持っています。
だから、その記憶が邪魔をして、それに反する思い込みを受け入れることができないのです。