子どもに対する心配やイライラ
「子どもに対してイライラしてしまう」というお悩み……。
子育てを経験されたお母さんなら、どなたでも経験あるのではないでしょうか。
さらに子どもが不登校になると、イライラに加えて、不安や心配が大きくなりますよね。
私もそうでした。
今は、以前よりは頻度は減りましたが、やっぱりまだ心配になったり、イライラしたりしてしまうときもあります。
どうして子どもに対して心配したり、イライラしたりしてしまうのでしょう?
それは、子どもが自分の思い通りにならないからではないでしょうか。
・朝起きなさいと言っても、なかなか起きない
・宿題をやれと言っても、なかなかやらない
・部屋を片付けなさいと言っても、散らかしっぱなし
・外で運動してきなさいと言っても、家でゴロゴロ、ゲームざんまい
・ご飯を残さず食べなさいと言っても、好き嫌いばかり
・お風呂に入りなさいと言っても、なかなか入らない
・早く寝なさいと言っても、なかなか寝ない
……ええ、子どもはお母さんの思い通りにはなりませんよね(苦笑)。
何でもお母さんの言う通りにする子は、一見、良い子で何の問題もないように思えますが、
自分の言いたいことや、やりたいことを我慢したまま大人になると、自分が本当はどうしたいのか、
何がしたいのかがわからなくなってしまい、一生、生きづらさを抱えて生きていくことになります。
我が子にそんな不幸な人生を送ってほしくないですよね。
だから、子どもが自分の思い通りにならなくても、
「ああ、この子はちゃんと自分の意思を持っているし自分で行動できるのね」ってむしろ喜んだ方がいいのです。

イライラの奥にあるもの
イライラしてしまいやすいお母さんは、自分が子どもの頃、親の言うことをよく聞いて、
言いたいことや、やりたいことを我慢して、育ったのかもしれません。
私もそうでした。
(私は我慢して頑張ってきたのに、なんでお前は我慢できないの? 頑張れないの?)って、
自分がしてきた我慢を子どもにも押し付けてしまうのです。
真面目で努力家なお母さんほど、
(ちゃんとしなくてはならない)(ダラダラしてはならない)(もっと頑張らなくてはいけない)
(甘えてはいけない)(わがままを言ってはいけない)(自分勝手にしてはいけない)(我慢しなくてはいけない)という
思いが自分の中にあるので、お子さんにも厳しくなってしまうのです。
そうなんです。
イライラしてしまうのは、子どもの問題ではなく、自分の問題、なんですね。
お母さんも無理して我慢しないで、たまには甘えたり、頼ったり、これまで頑張ってきた自分を褒めて、
自分に優しくしてあげてください。
お子さんが宿題をやらなくても、部屋を散らかしても、
家でゴロゴロしていてもそれは全部子どもの問題で、お母さんの問題ではないのです。
自由にさせておけばいいのです。
え?
それじゃあ「だらしない母親」と思われてしまう?