あきらめる決断
どんなに努力しても、達成できないことなど山ほどあります。
だからこそ「あきらめること」も重要です。
とことんやってみて「あきらめること」は「敗北」ではありません。
それはある意味「できないという事実を知ることができた」という点で感謝に値します。
ただ、「あきらめる」決断をするには、「勇気」と「苦しみに耐える力」が必要です。
これまで懸命にやってきたことに対する思いが強ければ強いほど、
「まだまだできるのではないか」と感じるでしょう。
しかし、「今か、一生か」を基準に冷静に考えてください。
プロ野球で言う「個人の記録よりもチームの優勝」です。

何を第一優先にし何を捨てるかが肝心
二つ三つのことに力を分散させるよりも、いま可能性のある選択肢に一点集中させる方が、良い結果が見込めます。
たとえ今できなくて、あきらめなければならないことがあっても、時間が来れば必要な出来事が起こるのです。
私も2012年当時は予備校で教えることが全てでした。
それからセミナー業を個人向けに行っていましたが、当時の自分には企業向けのセミナーを開催するなど無理な話でした。
不安定な個人事業よりもやはり会社員に戻って働いた方が安定と信用が得られるのが分かっていたので、
何度も戻りたいと思いました。このままやっていても、いつまでたっても芽が出ない、そんな気持ちでした。
だから通信課程で教員免許も取って、いつでも本格的に教育現場に戻れる準備をしていました。
しかし今はご縁が重なって、企業向けに研修をしたり、教員向けの講演会をさせていただく機会を得られるようになりました。
これもすべて「人の縁」が大きなきっかけでした。
きっと誰かが見てくれています。そして必要なタイミングで必要な人が現れます。
たとえあなたができなくても、あなたの味方になってくれる人が絶対に現れます。
ただし、本気で自分のことについて悩み迷っている人にのみ、勝利の女神がほほ笑むのです。